建築設計事務所 村上建築設計室



相談

お気軽にメールや電話でご相談ください。

「何を作りたいか」「どのような夢や希望があるか」「予算はどれくらいか」などのご要望や条件を伺い、それに対してお返事させていただきます。

お話を進めて計画を実現するにあたり、計画に無理がないか、我々の事務所が適しているのか、クライアント(施主・建主)と我々設計者の相性が合うかなどの確認の上でも重要です。

相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

新型コロナ感染症対策でZOOMなどのオンラインでの打合せにも対応いたします。

設計契約

設計監理業務を行うための契約をします。

敷地や諸条件、予算、イメージ的なもの、相性などに問題がなければ、設計・監理に関する重要事項説明をさせていただき、契約書の内容もご説明し、設計契約を結ばせて頂きます。

(想定設計監理料の1割を頂きます)

調査・基本計画

クライアントから受けた要望や、役所などで調査した法規、敷地条件などを整理し、どのようなものが出来そうかを計画します。

条例などを役所で調査したり、より細かい要望などをお聞きし、具体的にどのようなものが建てられるかを探っていきます。

敷地の測量が行われていない場合は、測量士による測量をしていただきます。

土地の登記がされていない場合は登記をお勧めします。

敷地によっては道が細くて工事が困難だったり、地盤が弱く基礎にお金がかかったり、災害に見舞われやすい土地であったりしますので、敷地選びと兼ねて検討する場合もあります。

基本設計

建物の基本的なイメージや骨格を決めていきます。

基本計画で整理した内容を元に、建物の基本方針を決めるためにいろいろ具体的な案を出して、イメージを実際の建物に近い形にまとめていきます。

より細かいことを決める実施設計に進むにあたって、新築の場合は建物の構造(木造やRC、鉄骨など)やおおまかな建物のレイアウト、外観やプラン。リノベーションの場合は大まかな間取りを決める大事なところなので、ここは後悔のないよう時間をかけても納得のいく案を探るべきだと思います。

(想定設計監理料の3割を頂きます)

実施設計

工事の見積りが取れ、施工が出来る図面を書いていきます。

基本設計で固まった内容を実際の建物になるように細かい仕様を決め、法律や施工に問題がないよう図面化します。

事務所内での製図作業が主になりますが、この間にも定期的に打合せをしてより良いものになるよう検討を重ね、可能な範囲でサンプルを見たり、ショールームなどへ一緒に見に行って確認をします。

また新築などで構造計算が必要な場合は構造事務所の作業も入りますので、躯体の位置などを最終決定します。

(想定設計監理料の3割を頂きます)

見積出し

工事をするために工務店に見積りを出します

実施設計終了後、建設会社(工務店やゼネコン)の候補を選びます。

工事費が安ければいいというものでもなく、細かい仕事にも丁寧に対応し、アフターケアーもしっかりしていて、良心的な施工価格の会社に見積を依頼します。

現在はメーカーの既製品の組み合せによる工事が多く、一般的な施工(難しくない仕事)しかしないところも増えていますので、建設会社選びは慎重に行う必要があります。

はじめから1社に絞って見積り調整をしながら工事を依頼する特命工事の場合もありますが、相見積にして見積り金額を比較する場合は、同時に同条件で複数の会社に見積依頼を出します。

見積り提出後、建設会社より設計内容に対する質議を受け、それに対する応答を出し、見積書を提出してもらいます。

見積調整

見積金額が予算に合うよう調整します。

各社から設計内容に対する質議を受け、それに対する応答を出し、見積書を提出してもらいます。

設計中に夢も膨らみ、予算オーバーになることが多いので、予算と夢とを天秤にかけながら過剰なものを諦めて減額案に変更し、予算内で納得がいくものが出来るように調整していきます。

苦しい作業ではありますが、悲しいことばかりではなく、無駄がなくなって洗練され、よりよくするための作業でもあります。

確認申請・工事許可申請

見積り調整と平行して新築物件の場合は「建築確認申請など」

マンションリノベーションの場合は「工事許可申請など」をして工事許可をもらいます。

新築の場合は法規や条例など、マンションリノベーションの場合は管理規約などに適合しているか審査してもらい、工事許可を得ます。

(審査機関への支払いが発生します)

工事契約

建設会社とクライアントが工事契約を結びます。

相見積の場合は金額や対応を見て、一番工事に適していると思われる建設会社を決定し、)工事契約を結びます。

その際、大まかな工事の工程や支払い条件などを確認します。

契約のための印鑑や収入印紙などと、契約内容により工事代金の何割かが必要になります。

近隣挨拶など

工事に入る前に近隣挨拶を行います。

工事は少なからず周りの人や環境にご迷惑をかけてしまうので、挨拶をしっかり行うことが大切です。

挨拶には菓子折りなどのお土産を用意し、御挨拶と共に簡単な工事の説明をして理解していただくようにします。。

近隣へのご挨拶を怠ると途中でクレームが来て工事がストップしたり、その土地ならではの習慣や問題点が把握出来なくなったり、竣工後のご近所付き合いに問題が生じる可能性があるので、なるべく行いましょう。

地鎮祭

新築の場合は地鎮祭も行います

地鎮祭は既存家屋を解体して整地したあとなど、これから建築工事に入る段階で、土地を使わせていただくお許しと、工事の安全や家内安全などを祈願する式典です。

地方や宗教により異なりますが、一般的には地元の神社の神主さんにお願いして地鎮祭を行います。

金額としては、

お供え物が5千円程度

椅子やテント、幕の費用(程度による)

出席者へお弁当代や土産代(なくてもよい)

神主さんに来ていただくと3万円、立派な神社は5万円程度が東京の相場

という感じです。

流れとしては、

お祓いをする(神主さんに祓い清めていただきます)
 ↓
祭壇に神饌を供える(神様のお食事をお供えします)
 ↓
祝詞をあげる(神様へ工事の報告と安全などをお願いします)
 ↓
現場を祓い清める(神主さんが敷地やその四隅を米・御神酒・塩・白紙で清めます)
 ↓
地鎮の儀を行う(祭壇の横の砂山を「刈初の儀」で設計者が「エイ、エイ、エイ」と草を刈り、「穿初の儀」で建築主が「エイ、エイ、エイ」と3回砂山を崩し、施工者が「エイ、エイ、エイ」と均します。
 ↓
玉串奉奠(参列者が一人ずつ祭壇の前で玉串を受け取り、右回りに回して祭壇に捧げます)
 ↓
神饌を下げます(お供え物を下げます)
 ↓
昇神(神様にお帰りいただきます)
 ↓
乾杯(御神酒で乾杯します)

と、大体このようになっています。

このほかに、神社だけでなく、お寺や教会にお願いする場合もあります。

地鎮祭後はお酒を飲んで宴会をしたものですが、最近は飲酒運転にならないようお土産を渡して終わりというケースが多くなりました。

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工事監理

工事が問題なく行われるようにチェックしたり打合せをします。

現場の工事内容や職人さんは建設会社の現場監督が「管理」しますが、設計者の「監理」は工事が順調に行われているかをチェックしたり、定期的に定例会議を開いて関係者が集まり工事内容に関する打合せをしたりして、クライアントに工事の状況を報告したり、現場監督からの質問に対応したりします。

音楽でいうと、敷地はコンサートホール、クライアントはパトロン、設計者は作曲家、現場監督は指揮者、職人さんは演奏家になると思います。

現場に入ると様々な問題が頻発するので、まったく問題や変更がなく進行することは稀ですが、その都度、仕上りに影響の無い範囲でより良いものになるよう調整していきます。

上棟

新築の場合は上部の構造体が設置されると上棟式を行います。

工事が進んできて、柱や壁も建ち、最上部の梁を取り付ける段階になると上棟式を行います。

建物の四隅に米、塩、お酒をまいて神様にお祈りしたり、職人さん達を労って宴会をしたりします。

最近は車で来る職人さんが多いので、省略することも多くなりました。

(工事監理の中間金として想定設計監理料の1.5割を頂きます)

竣工検査

完成した物件のチェックをします。

完成した工事が問題なく出来ているかを一通りチェックします。

そして問題がある場合は指摘して修正してもらいます。

ただ、使っていて不具合が出ることも多く、まともな工務店さんなら基本的に一年間の不具合は直してくれるので、あまり神経質にチェックをしなくても大丈夫です。

新築の場合、確認審査機関の竣工検査も行います。

竣工引渡し

物件が工務店からクライアントに引き渡されます。

施工会社から工事費の残金と引き換えにカギを渡され、いよいよ自分の手に渡ります。

工事関係者と軽くお祝(竣工祝)をしたりもします。

(実際の工事契約時の金額で精算して、設計監理料の残金をいただきます。)

1年点検

竣工してから1年後に点検をして問題点を是正します。

点検し、問題のある場所は修理してもらいます。

保証期間内の場合が多いので、消耗品や自分で壊したものなどを除いては無償で直してもらえます。

その後

クライアントの皆さんとは、料理を作りにいったり、食事会に呼んで頂いたり、テニスやスキーなどを御一緒したりと、仲良くお付き合いさせて頂いています。





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